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自然を楽しむ「山の会」それがこまくさです

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山行の様子と山の自然
 
 

自然を楽しむ「山の会」それがこまくさです

山行の様子と山の自然

2011年8月12~15日 光岳、聖岳

《山行報告》

山   名

光岳、聖岳

日  程

812日~15

参加者

 

参加人数

6

【山行ルート】

13日:600易老渡登山口(880m)発~743面平(1430m)~1105易老岳(2354m)~1138三吉ガレ場(昼食)~1443静高平(水場)~1418光岳小屋(2500m)~1500光岳頂上(2591m)~1510展望台~1530光小屋泊

14日:440光小屋(2500m)発~500イザルヶ岳山頂(2540m)~718易老岳(2354

   m)~908喜望峰~1016茶臼岳山頂(2604m)~1050茶臼小屋(昼食)1130~ハイジーの丘分岐~1217亀甲状土草原~1240奇岩竹内門~1327上河内岳の肩~1340上河内岳山頂(2803m)~1430南岳(2702m)~1600聖平小屋(2400m)泊

15日:352聖平小屋(2400m)発~420薊畑分岐~515小聖岳(2662m)~623

   聖岳山頂(3013m)655740小聖岳(2662m)~824薊畑分岐~943

苔平~1020大木の広場~1200造林小屋跡~1210西沢渡(篭の渡し)~林道

~便ヶ島森林公園~1244聖光小屋横駐車場

山行報告】今回の山行は易老度から光岳に登り、その後南アルプスを稜線沿いに歩いて聖岳に登って再び易老度まで下りてくるという全長36kmの大縦走計画でタフな行程でしたが、天気に恵まれて南アルプスの雄大な大稜線歩きを満喫しました。

12日の夕方のバスで新宿から飯田に移動し、市内のビジネスホテルに前泊して、翌13400にジャンボタクシーで2時間かけて易老度に。橋を渡って登山道に入って直ぐに急坂が始まり、展望もなく、風もない中、苦しい登りの連続で、覚悟はしていましたが、やはり聞きしに勝るタフな登りでした。易老岳まで高低差1500mを一挙に登るということで休みを取りながら、できるだけゆっくり登るように心がけましたが、結果的には標準時間どおり5時間(計画より1時間早く)で易老岳分岐に着きました。

易老岳分岐から少し下って三吉平前のガレ場で遅めの昼食を取り、光小屋に向かいましたが、この道が意外にアップダウンがあり、体力をかなり消耗しました。やっと静高平に

着いて美味しい山の水を飲んで生き返る心地でした。草原の中の木道を少し歩くと直ぐに

光小屋に着き、手続きを済ませ、荷物を置いて、早速光岳山頂に向かいました。山頂は

狭く、展望もないので、集合写真を撮って、その先の展望台へ行き、そこから有名な光石

を見て、小屋に戻りました。小屋では、夕食がないので、小屋前のテラスで、缶ビールで

乾杯後、カレーライス、ラーメンの自炊夕食会で盛り上がりました。皆でワイワイ言いながら支度をして楽しく食べましたが、食料、水、バーナー、コフェルなど各自分担して重いザックに入れて登ってきたので、この夕食は格別美味しく感じました。

 13日は、早くに小屋を出て、昨日はパスしたイザルヶ岳に登り360度展望の山頂で日の出を見てから、易老岳まで戻り、茶臼岳に向かいました。一旦下った後、最初のピークの喜望峰まできつい登りでしたが、喜望峰を過ぎると直ぐに一挙に展望が開け、茶臼岳から上河内岳、聖岳までの素晴らしい大稜線が広がっており、その迫力に圧倒され、感動しました。この景色はここまでがんばって来た登山者へのご褒美であり、喜望峰とは本当に良い名前を付けたものだと思いました。ここから先は茶臼岳登頂後、茶臼小屋で昼食休憩し、上河内岳、南岳とそれぞれのピークを越えて進みましたが、稜線とは言え、それぞれ300500mの高低差があり、特に上河内岳は2800mの高峰で厳しい登りでしたが、目の前に目指す山頂が見える稜線登りは一歩登ればそれだけ近づいているのが分かるので本当の山登りの醍醐味が味わえました。南岳を最後に下りに入り、次第にガスがかかる中、聖平小屋を目指して歩きましたが、疲れもあって小屋までの距離がとても長く感じました。

 14日は、4時前に小屋を出発し、暗い中、ヘッドライトを着けて慎重に登り、薊畑分岐でザックを置き、いよいよ聖岳を目指して登りました。樹林帯を登るうちに東の空が明るくなり、樹林帯を抜けて一気に視界が開けると目の前に聖岳の堂々とした美しい山容が大きく現れました。ザレ場を登ると小聖岳のピークで、ここでご来光と朝日に染まった富士山の最高のツーショットを見ることが出来ました(2日連続のご来光です)。小聖岳からは

左右の美しい山並みを見ながらの細い稜線登りを経て、いよいよ聖岳の山肌に取り付き、砂礫の登山道をジグザグに何度も登り返して山頂に着きました。快晴の山頂からは赤石、塩見、千丈、木曽駒、御嶽山、恵那山など南、中央アルプスの山々が一望でき、最高の眺めを堪能できました。下りは薊畑分岐まで700m下りて、ザックを背負って、西沢渡を目指して一挙に1500mを下りました。さすがに長い下りでしたが、予定よりかなり早く便ヶ島の聖光小屋まで下りて、迎えのジャンボタクシーで飯田まで帰り、日帰り温泉で汗を流しました。風呂上がりに蕎麦屋で飲んだ生ビールは疲れを吹き飛ばす最高の味わいでした。

 今回の山行では、何と言っても3日間天気に恵まれたことと、全員事故なく光、聖岳の山頂に立てたことが何よりの喜びです。Tさんが初日の厳しい登りで少し足がつって心配しましたが、2日目からは元気に皆と一緒に歩ききりました。光小屋から聖平小屋までの6つのピークを越える大縦走は改めて山の魅力を発見する山行となりました。自炊の支度を含めて参加した皆さんに心から感謝いたします。  

  
13光岳.JPG 

聖岳1.JPG 

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